Question

長距離走のパフォーマンス向上に関するスポーツ科学の研究で、走っている最中に作ると最もエネルギー効率が良くなり疲れにくくなると証明された表情はどれでしょうか?

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① 歯を力強く食いしばった顔

② 息を吐きやすくするために口を大きく開けた顔

③ 口角を少し上げてニッコリと笑った顔

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

③ 口角を少し上げてニッコリと笑った顔

解説

 北アイルランドの大学で行われた研究によると、走っている最中に笑顔を作ると、顔や肩の無駄な筋肉の緊張がほぐれることが分かりました。その結果、呼吸がスムーズになり、酸素の消費量が抑えられて走りのエネルギー効率が向上するのです。実際に世界記録を持つマラソン選手も、苦しくなった局面で意識的に笑顔を作ってパフォーマンスを維持しています。必死な顔で走るよりも、笑顔で走るほうが科学的にも楽に長く走れるというわけです。

今日のおまけ

 ちなみに、作られた意識的な笑顔であっても脳は本物の笑顔だと勘違いするため、同じようにリラックス効果が得られます。日常のランニングや運動で疲れてきたときは、口角を少し上げるだけでいつもより楽に走れるかもしれません。

もう一歩、深く知る

 この現象は表情フィードバック仮説という心理学の理論とも関係しています。顔の筋肉の動きが脳にシグナルを送り、感情や自律神経に影響を与えるという仕組みです。スポーツ科学において、表情をコントロールすることは単なるメンタルケアにとどまらず、体全体の筋肉の過剰な収縮を防ぎ、物理的な運動パフォーマンスを直接高めるトレーニングの一環として注目されています。

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