Question
学習をしている最中にローズなどの特定の香りを嗅ぎ、さらにその後の睡眠中にも同じ香りを漂わせることで、大幅に向上することが実験で確認されている能力は何でしょうか。
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① 計算の処理速度
② 記憶の定着度
③ 運動の反応速度
Answer (ここをタップして正解と解説を確認)
② 記憶の定着度
解説
正解は記憶の定着度です。ドイツの研究チームが行った実験によると、暗記学習をしている時にローズの香りを嗅ぎ、さらに寝ている間にも同じ香りを漂わせたグループは、香りを嗅がなかったグループに比べて記憶のテスト結果が約30パーセントも向上しました。人間は寝ている間に脳内で昼間の出来事を整理して記憶として定着させますが、学習時と同じ香りを嗅ぐことで、脳の記憶をつかさどる海馬という部分が刺激され、学習した内容がスムーズに引き出されると考えられています。
今日のおまけ
この効果を得るためには、深い睡眠であるノンレム睡眠のタイミングで香りを嗅ぐことがポイントだそうです。勉強部屋と寝室で同じアロマを使うだけで手軽に試せるので、大事なテストや資格試験の前に挑戦してみるのも面白いかもしれません。
もう一歩、深く知る
五感の中で唯一、嗅覚だけは脳の感情や記憶を直接司る部位へ直接シグナルを伝達する仕組みを持っています。目や耳からの情報は思考を担当する部位を経由して処理されますが、匂いはダイレクトに脳の奥深くに届きます。そのため、特定の香りが引き金となって昔の思い出が鮮明に蘇るプルースト効果と呼ばれる現象が起きます。今回の睡眠中の記憶強化も、この嗅覚独自のダイレクトな伝達経路が脳の記憶再構成プロセスを強力にアシストした結果だといえます。
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