Question

江戸時代の人々は、衣替えの際に大切な着物を虫食いやカビから守るため、衣装箱の中に特定の調味料を仕込んで保管していました。着物の防虫剤として重宝されていたその調味料とは、次のうちどれでしょうか。

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① 塩

② 砂糖

③ 唐辛子

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

③ 唐辛子

解説

 正解は唐辛子です。江戸時代には化学合成された虫よけが存在しなかったため、人々は天然の素材を利用して大切な着物を守っていました。乾燥させた唐辛子に含まれるカプサイシンという辛み成分には、強い防虫効果と防カビ効果があります。布や紙に包んだ乾燥唐辛子をタンスや衣装箱に入れておくだけで、害虫が寄り付かなくなるという大変すぐれた生活の知恵でした。

今日のおまけ

 唐辛子は着物の虫よけだけでなく、お米の保存にも使われていました。米びつの中に乾燥唐辛子を1本から2本入れておく方法は、現代でも有効な虫よけ対策として知られています。先人の知恵は、今でも私たちの暮らしにしっかり役立っているのですね。

もう一歩、深く知る

 唐辛子が日本に渡来したのは戦国時代から江戸時代初期にかけてとされています。当初は鑑賞用や防寒具のつま先に入れる温感材として使われており、食用として一般化するのは少し後のことでした。辛みによる刺激を防虫や防菌に活かす発想は、植物の性質を深く観察していた昔の人々の高い生活能力を示しています。

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