Question

相手にする価値がないことや、つまらないことを意味する「くだらない」という言葉があります。この言葉の語源となった、江戸時代に関西から江戸へ送られなかった商品は、次のうちどの特産品でしょうか。

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① お酒

② お茶

③ お米

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

① お酒

解説

 江戸時代、京都や大阪などの上方から江戸へ送られる質の高い生活物資は、下りものと呼ばれて大人気でした。特に、兵庫県の伊丹や灘で作られた極上の日本酒は下り酒として珍重され、江戸の人々に愛されました。この、上方から江戸へ下ってくる素晴らしいお酒に対して、江戸へ送るほどでもない質の低いお酒のことを、江戸へ下ってこないお酒、つまり下らない酒と呼ぶようになりました。これが変化して、価値のないものやつまらないものを広くくだらないと表現するようになったと言われています。

今日のおまけ

 ちなみに、現代でも使われている「おざなり」と「なおざり」も、似たような言葉ですが語源が異なります。「おざなり」は、その場の状況に合わせるという意味の「お座」が語源で、一応の形だけを取り繕うことを指します。一方で「なおざり」は、何もしないで放っておくという意味になります。

もう一歩、深く知る

 言葉の歴史をたどると、江戸時代には上方、つまり関西の文化や技術が圧倒的に進んでいました。そのため、江戸の人々にとって上方から入ってくる製品はすべてが一流品であり、憧れの対象でした。下りものはステータスシンボルでもあったため、それ以外の地元産のものや質の劣るものを下らないと区別したのです。この言葉の使われ方は、当時の東西の経済や文化の格差を色濃く反映している、非常に興味深い一例と言えます。

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