Question
7月18日。夏休みを目前に控え、試験勉強や資格取得に向けて机に向かう時間が増える時期ですね。実は、テキストに使われている文字のデザインによって、記憶の定着率が変わることが最新の研究で分かっています。記憶力をより高めるために、学習用のテキストで使用すると最も効果的とされるフォントの特徴は、次のうちどれでしょうか。
ヒントを見る(三択の選択肢)ヒントを隠す
① 太くてはっきりしたフォント
② 傾いていて少し読みにくいフォント
③ 丸みを帯びていて親しみやすいフォント
Answer (ここをタップして正解と解説を確認)
② 傾いていて少し読みにくいフォント
解説
プリンストン大学などの実験により、あえて少し読みづらいフォントで印刷された文章を読んだ学生の方が、読みやすい標準的なフォントで読んだ学生よりもテストの成績が良くなることが分かりました。きれいで読みやすい文字を見ると、脳は簡単に理解できたと錯覚してしまい、深く記憶しようとしません。しかし、少し読みづらい文字だと、脳が注意深く認識しようと活性化するため、結果として記憶に残りやすくなります。
今日のおまけ
脳の楽をしようとする性質を逆手に取ったものです。すべてを読みづらくすると疲れますが、覚えたい英単語や公式などを、自分でわざと崩した文字や慣れない書体でノートに書いてみるのは、手軽でおすすめの勉強法です。
もう一歩、深く知る
心理学ではこの現象を認知的葛藤と呼びます。情報処理の際に少しだけ負荷をかけることで、脳が重要な情報だと判断し、長期記憶へと移行しやすくなります。現代のデジタル教材は読みやすさばかりが重視されがちですが、学習効果を高めるためには、あえて少しの不便さを残すデザインが、今後の教育において重要になるかもしれません。
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