Question

七夕の主役として親しまれている織姫星は、こと座のベガという一等星です。このベガは自らの軸を中心にして回転する自転の速度が、太陽に比べて圧倒的に速いという特徴があります。その凄まじい回転による遠心力の影響で、ベガは一般的な球形ではなく、どのような立体形状に変形しているでしょうか。

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① ラグビーボールのような楕円体

② ドーナツのようなトーラス体

③ 独楽のような円錐体

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

① ラグビーボールのような楕円体

解説

 織姫星であるベガは、太陽と比べて約100倍も速いスピードで自転しています。太陽が1周するのに約27日かかるのに対し、ベガはわずか約12.5時間で1周します。この猛烈な回転による遠心力で赤道部分が外側に大きく膨らみ、極方向が潰れたラグビーボールのような形になっています。最新の観測技術によって平べったい姿が確認され、天文学界に大きな衝撃を与えました。

今日のおまけ

 もしベガの自転速度があと1割ほど速かったら、遠心力が重力を上回り、星自体が自らの勢いでバラバラに吹き飛んでしまうと言われています。まさに限界ギリギリのスピードで回りながら、夜空に美しい光を届けているのです。

もう一歩、深く知る

 星の形が平べったくなると、中心から遠い赤道付近は重力が弱くなって温度が下がります。逆に、中心に近い極付近は重力が強く、温度が非常に高くなります。この現象を重力減光と呼び、ベガの極付近は約10000度であるのに対し、赤道付近は約7600度まで下がっていることが観測で分かっています。ひとつの星で大きな温度差があるのもベガの面白い特徴です。

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