Question
世界初の自動車事故を起こしたとされる蒸気自動車は、衝突したとき時速何キロメートルで走行していたでしょうか。
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① 時速約4キロメートル
② 時速約20キロメートル
③ 時速約40キロメートル
Answer (ここをタップして正解と解説を確認)
① 時速約4キロメートル
解説
世界初の自動車事故は、1769年にフランスで開発されたキュニョーの砲車という三輪の蒸気自動車によって引き起こされました。この車は、重い大砲を馬に頼らずに運ぶ目的で作られた、人類初の自走する乗り物でした。しかし、その速度は人間の歩く速さとほぼ同じ、時速約4キロメートルしか出ていませんでした。それでも当時の技術では、大きな車体をコントロールして安全に曲がったり止まったりすることができず、試運転中にレンガの壁に衝突してしまったのです。
今日のおまけ
この事故で自動車のボイラーは爆発してしまいましたが、幸いなことに運転手に大きな怪我はありませんでした。しかし、あまりにも危険な乗り物だと判断されたため、開発者のキュニョーは一時的に逮捕され、自動車も没収されてしまいました。現在、この歴史的な実物の蒸気自動車は、フランスのパリにある技術工芸博物館に大切に保管されています。
もう一歩、深く知る
キュニョーの砲車が事故を起こした最大の原因は、走るための動力に比べて、曲がる技術や止まる技術が未熟だったことにあります。巨大なボイラーを前輪の真上に載せていたため、前輪が非常に重くなり、ハンドルを回すのが大人2人がかりでも困難でした。この世界初の事故は、乗り物を安全に走らせるためには、スピードを出す技術だけでなく、確実に止まるブレーキや、思い通りに操縦する技術の進化がいかに重要であるかを、後世の技術者たちに伝える大きな教訓となりました。
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