Question

カリブ海などに自生するスナバコバコという木は、熟した果実が爆発して種を遠くまで吹き飛ばすふしぎな力を持っています。この木が種を吹き飛ばす瞬間、その速度は最高で時速何キロメートルに達するでしょうか。

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① 時速80キロメートル

② 時速160キロメートル

③ 時速240キロメートル

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

③ 時速240キロメートル

解説

 スナバコバコは、カリブ諸島や南米の熱帯雨林に生息する樹木です。この木は、熟したカボチャのような形をした果実が乾燥すると、ものすごい音を立てて爆発し、中の種を勢いよく四方に飛び散らせます。その速度は最高で時速240キロメートルに達し、これは日本の新幹線が走るスピードとほぼ同じです。この驚異的な力によって、種は親の木からおよそ40メートル以上も離れた場所にまで飛ばされます。これにより、親の木と日光を奪い合うのを避け、より広い範囲で効率よく子孫を残すことができるのです。

今日のおまけ

 スナバコバコの幹には鋭いトゲがびっしりと生えており、サルなどの動物が登るのを防いでいます。爆発する果実の威力はすさまじく、近くにいる人間や動物が怪我をすることもあるため、英語ではダイナマイトツリーという別名で呼ばれて恐れられています。

もう一歩、深く知る

 植物がこれほどまでの高速で種を飛ばせる秘密は、果実の皮が乾燥するプロセスにあります。果実が乾燥するにつれて、外側と内側の収縮率の差によって、強力な引っ張り合う力が繊維の中に蓄積されていきます。そして限界に達した瞬間に一気に弾けてエネルギーが解放され、果実が破裂する仕組みです。人間が火薬などの燃料を使わずにこれほどのエネルギー変換を行うのは難しく、植物が進化の過程で獲得した物理的な構造の美しさは、現代の科学者をも驚かせています。

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