Question
多くのマンションで、隣の住戸との間を隔てるベランダの仕切り板(隔板)は、人が強く蹴れば破れるような薄い素材でできています。この工夫の目的は何でしょうか?
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① 冷暖房効率を高めるため
② 緊急時に隣の住戸へ避難するため
③ コストを抑えるため
Answer (ここをタップして正解と解説を確認)
② 緊急時に隣の住戸へ避難するため
解説
マンションのベランダにある隣の住戸との仕切り板は、「隔板(かくばん)」や「避難隔板(ひなんかくばん)」と呼ばれます。火事などの緊急時に、隣の住戸へ避難できるよう、意図的に破りやすい素材で作られているためです。もし自分の部屋から出られなくなった場合、この板を蹴破って隣のベランダへ逃げ、さらにその隣へと伝って安全な場所へ避難する経路を確保する重要な役割を持っています。このため、避難経路となるベランダには、物を置かないよう注意喚起されることが多いのです。
今日のおまけ
この避難隔板は、JIS(日本産業規格)で「蹴破り戸」とも呼ばれ、強度などの性能も定められています。マンションの共用部分にあたるため、個人で勝手に改造や撤去はできません。もし破損した場合は、管理組合や管理会社に連絡して修理してもらいましょう。
もう一歩、深く知る
避難隔板の設置は、建築基準法施工令第126条の6により、火災時の避難通路確保が義務付けられています。高層階では、エレベーター停止や階段が煙で充満するリスクがあるため、ベランダを通じた水平避難は生命を守る重要な手段です。避難はしごや避難ハッチと隔板を組み合わせることで、多角的な避難経路が確保されます。日頃から避難経路を妨げる物を置かないよう心がけましょう。
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