Question

洋服やバッグの口を閉じるために欠かせないファスナーですが、日本ではチャックという呼び名がおなじみです。実はこのチャックという言葉は日本だけで通じる造語です。大正時代に開発された際、ある日本伝統の携帯用収納具に似ていることから名付けられましたが、そのもとになった収納具は次のうちどれでしょう。

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① 巾着

② 煙草入れ

③ 薬籠

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

① 巾着

解説

 正解は①の巾着です。チャックという名前は、1927年に広島県のメーカーがファスナーを国内で販売した際に名付けたチャック印という商標が始まりです。口がしっかり閉まる様子が、紐で口を縛る巾着に似ていたことから、きんちゃくのちゃくをとって名付けられました。この便利な道具はまたたく間に日本中に広まり、商品名だったチャックが道具の名前として定着しました。海外でチャックと言っても通じず、英語ではジッパーやファスナーと呼びます。

今日のおまけ

 ジッパーという呼び名は、1923年にアメリカの会社が閉めるときのジップという擬音から名付けた商品名がもとになっています。ファスナーは留めるものという意味を持つ一般的な英語です。同じ道具ですが、語源は日本語の巾着、英語の擬音、英語の役割という全く異なる視点から生まれています。

もう一歩、深く知る

 チャックが定着した背景には、日本の高い金属加工技術がありました。当時の国産チャックは非常に丈夫で、外国製よりも品質が良かったため一気に普及しました。現在では、日本企業のYKKが世界のファスナー市場で圧倒的なシェアを誇っています。世界中で使われているファスナーの多くに日本の技術が生きています。

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