Question

6月の終わりに行われる年中行事の夏越しの大祓では、神社に用意された大きな茅の輪をくぐって厄払いをします。この茅の輪は、神話に登場する最初の形では、どのような方法で体につける小さな魔除けの道具だったでしょうか。

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① 腰に巻きつける

② 首にかける

③ 髪に結びつける

Answer (ここをタップして正解と解説を確認)

① 腰に巻きつける

解説

 茅の輪くぐりの由来は、日本の古い神話に登場する蘇民将来という男の物語にあります。旅の途中で宿を探していた神様を、貧しいながらも温かくもてなしたのが蘇民将来でした。神様はそのお礼として、これから恐ろしい病気が流行るけれど、茅で作った小さな輪を腰に巻きつけておけば病気から逃れられると教えました。実際に病気が流行ったとき、腰に輪をつけていた蘇民将来の家族だけが生き残ることができたのです。このお守りとしての茅の輪が、時代の変化とともにだんだんと大きくなり、現在のように人間がくぐり抜ける巨大なサイズになりました。

今日のおまけ

 茅の輪くぐりでは、左回り、右回り、左回りと、8の字を描くように3回くぐり抜けるのが正式な作法とされています。これは、神話の中で神様が何度も繰り返し守ってくれたことへの感謝や、より強い生命力を得るための知恵が込められていると言われています。

もう一歩、深く知る

 茅の輪の材料である茅は、生命力が非常に強く、刈り取ってもすぐに新しい芽を出す植物です。昔の日本人は、植物の旺盛な生命力を体に宿すことで、夏の暑さや疫病に負けない強さを得ようと考えました。また、神話に登場する神様はスサノオノミコトとされており、疫病を司る強力な神でもありました。強力な力を持つ神様の教えを忠実に守ることで、災いから絶対に身を守るという、当時の人々の切実な祈りと強い信仰がこの行事の背景にはあるのです。

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