Question
非常に忙しくて休む暇なく動き回る様子を「てんてこ舞い」と言いますが、この「てんてこ」とは、もともとどのような音を表した言葉でしょうか。
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① 鳥が羽ばたく音
② 忙しく走る足音
③ 神楽で打つ太鼓の音
Answer (ここをタップして正解と解説を確認)
③ 神楽で打つ太鼓の音
解説
てんてこ舞いの「てんてこ」は、神社のお祭りなどで奏でられる里神楽という神事で打つ小太鼓の音を表しています。太鼓のテンポよく軽快な音に合わせて、舞い手が素早く休む間もなく踊る様子が、まるで慌ただしく動き回っている人の姿に見えたことから、忙しく働く様子を指す言葉として使われるようになりました。
今日のおまけ
ちなみに、この「てんてこ」という太鼓のリズムは、テンテコテンテコという独特な音の響きから来ています。日本語には音の聞こえ方をそのまま言葉にした表現が多く、言葉の響き自体がどこか焦っているように聞こえるのも興味深い特徴です。
もう一歩、深く知る
このように、江戸時代の芸能や神事の擬音語がそのまま慣用句として定着した表現は、日本語の中に数多く存在します。例えば、歌舞伎の幕切れで拍子木が打たれる音や、火事の鎮火を知らせる半鐘の音から生まれた「おじゃん」などもその一つです。舞台の演出音や街中に響く効果音が、庶民の日常会話に溶け込んで生き生きとした表現になっていった背景には、当時の人々が演劇や祭りを身近な娯楽として深く愛していた文化的な歴史がうかがえます。
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